野口園 noguchien

野口園の玉露への挑戦

理想とするお茶の味を追求し、日本茶の素晴らしさを広げたい。

玉露は他の煎茶と違い、手間と時間をかけた高級茶です。最高級の日本茶をつくるためには、旨味を渋味に変化させないために、新芽が成長していく時期に薄暗い環境の中で育てながら、一枚一枚手摘みができるようにするため遮光設備のもと大切に育ててゆきます。

クラウドファンディング

玉露づくりの取り組みは土地の改良から行うため、 クラウドファンディングを実施しました。 READY FORのお茶乃野口ページ（2019年2月22日に目標達成）

今回のプロジェクトでは、皆さまからのご支援で、まず土地の造成、苗の定植を行い、自己資金も使いながら、遮光設備と潅水設備の建設も行います。  
最高級の日本茶をつくるためには、旨味を渋味に変化させないために、新芽が成長していく時期に薄暗い環境の中で育てながら、一枚一枚手摘みができるようにするための遮光設備（棚と寒冷紗）が必要不可欠です。
 
加えて、近年の異常気象に対応し、環境に優しく効率よく栄養を吸収させるために固形肥料と液体肥料を組み合わせて育てるのも重要で、そのために潅水設備が必要になるのです。
 
ただこれだけでは玉露を作ることはできません。15cmの苗を定植から手摘みできるようになるまで早くて3年がかかります。その間、施肥や病害虫との戦い、除草作業などコストはかかりますが、収入は産み出せません。そして、収穫できるようになってからも、遮光技術、防霜、茶の摘み方、保管方法、製造技術など茶に関する技術を高レベルで総動員して完成させなければなりません。
 
玉露栽培技術に乏しい熊本では、何もかもが初めての挑戦です。しかし、日本茶は年一作です。そのため、長い目で考えると、1年でも早く始めることが、様々な技術の習得には重要だと考えています。今回の挑戦で集まったご支援金は、3月からの畑整備、苗の植え付けにかかる費用に充当いたします。
 
＜スケジュール＞ 2019年3月：土壌改良
2019年4月：定植（苗の植え付け）
2019年5月：施設建設
2019年6月〜：成園化のための管理
2021年5月：初摘み

お茶づくり

小さな美しい集落で育った茶葉を生業としています。

私たちが住む吉無田（よしむた）地区は阿蘇外輪山の一角で、標高600mのなだらかな高原地帯です。眼下には熊本平野・有明海・対岸に雲仙普賢岳を望む、唯一無二な景観もあります。また、江戸時代からの植林により生まれたとされる吉無田水源は、豊富な水量と素晴らしい水質で県内外からたくさんの方が汲みに来られます。  
この場所だからできる茶の味わいを大切にし、茶づくりを続けてまいりました。

野口園について

オリジナル茶器

玉露をより美味しく味わっていただくために オリジナルの茶器づくりに取り組んでいます。

お茶の味わいは器によって変化します、野口園のお茶をお客様に美味しくいただける器づくりに取り組み始めたのは2015年8月、長崎県波佐見町にある光春窯さんでの打ち合わせから始まりました。熊本地震などもあり、一旦中断していましたが玉露づくりと共に再始動いたしました。

野口園から、玉露への道のり

お問い合わせ

玉露に関するお問い合わせは

野口園の玉露は来年出荷を目指し、畑づくりをしています。天候などの変化により製品の仕上がりなどまだまだ見えないことがたくさんあります。 より良い製品となるよう自然と共に励んでいます。